toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

F.R. Hampel, E.M. Ronchetti, P.J. Rousseeuw, W.A. Stahel "Robust Statistics: The Approach Based on Influence Functions" Wiley 1986

以前にとりあげた Huber の本が 1981 年なのでそれから 5 年後に出た本です。著者が多いのもあり、より中身が洗練されている感じはします。ロバストも昔からある概念だと思いますが、計算機が身近になってどんどん広がっていった時期という感じでしょうか。

 

この記事を書いているのは2024年の年明けですが、正月早々から大きな地震があって、東日本大震災のころを思い出しました。

 

当時は今の居室と同じく旧電総研本館D棟6F(入所以来ずっと同じフロアにいます)の居室にいて、大きな揺れが来たのでとりあえず速攻でツイートしたものの、とてもやばい感じで揺れ始めたので応接テーブルの下に避難しました。すぐに停電になって、これは建物倒壊して床が抜けたりして死ぬかもと思いました。やっと一息ついて部屋を見ると、本棚から本がばらばらと落ち、戸棚の扉も落ち、テレビや液晶ディスプレイも倒れ、冷蔵庫の上に載っていた電子レンジも地面に落ちていました。階が上の方で、しかも耐震がいまいちだったこともあり、かなり揺れたようです。

 

とりあえずヘルメットをかぶって外に避難しました。外に出た後にまた最大級の揺れが来て、そのときにC棟とD棟をつないでいた建物部分(今はもう撤去されていますが)が一部崩れてがれきが落ちてきていました。電話も通じず、車で家に帰るにも渋滞でかなり時間がかかりました。幸い家は大きな被害もありませんでしたが、停電や断水はかなり長い間続いて、給水所に水をもらいに行ったりしました。

 

オフィスはお茶部屋の固定されていなかった壁の書棚が全部落ちて、幸い人が誰もいなかったので大丈夫でしたが、もし人がいたら大けがをした人がいた可能性もあります。上に書いた崩れた建物部分は天井の建材が崩れ落ちて廊下に散乱していました。

 

福島原発の事故はテレビで見ていたものの、たぶん大したことないという感じで見ていましたが、これは明らかにバイアスのかかった考え方だったのだと思います。まあ、オフィスで床が抜けて死ぬのを覚悟した上では何が起きても驚かないくらいの心境ではあったと思います。