toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

A. Doucet, N. de Freitas, N. Gordon (eds.) "Sequential Monte Carlo in Practice" Springer 2001

2000年代の初めころパーティクルフィルタという言葉を結構聞くようになりましたが、それをちゃんと知るようになったのは、たぶん統数研で開かれたセミナーで Doucet 先生の講演を聞いたときだと思います。そのときの発表はSequential Monte Carlo と MCMC を合わせて使うというような話だった記憶があります。その後、樋口先生の本とか献本していただいた本を読んで勉強してやっとパーティクルフィルタの何たるかをちゃんと把握しました。

 

当時はまだ統数研は広尾にあって、TX が出来た後には北千住で日比谷線を乗り換えるだけですごく便利な場所にありました。広尾にあれば私が統数研に移るのももう少し早かったでしょうし、クロスアポイントメントなどという面倒なこともせずに済んだように思います。まあこんなことを言ってもしょうがないんですが。

 

広尾から統数研に坂を上がっていくと途中にドイツ大使館があったりして、インターナショナル感のあふれる街並みでした。ちょっと早めについてしまった時とかは有栖川公園を散策したりして自然も豊かですばらしい環境でした。

 

電総研もかつては永田町とかにあったのがつくばに移転しました。私が入った時はすでにつくばでしたが、まだ永田町時代を知る人たちがたくさんいました。立川もつくばもいいところではあるのですが、つくばから立川が遠すぎるのだけが個人的には残念なところです。