toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

徳山 豪「オンラインアルゴリズムとストリームアルゴリズム」共立出版 2007

徳山先生はちょうど私が卒論で伊理研にいたころ、数学科博士を卒業された後IBMにいたころに伊理研輪講とかに時々顔を出されていました。まだ一介の卒論生だったので、徳山先生と直接お話しする機会はありませんでした。

 

徳山先生のようにもともと数学科で計数の研究に入ってこられる方もいれば、逆に計数から数学や物理に移る人たちもときどきいました。私の同期だと現在九大にいる梶原さんはソリトンとかに興味が出て、修士からは物理工学専攻に移られましたし、一つ上には伊理研で数学科から移ってこられた方がいらっしゃいました。まあ進振りの段階では自分が本当に興味のあることとかよくわからないことが多いと思います。

 

一方、私はなんだかんだといまだに「本当に興味のあること」が何なのかわからないまま、ずっと同じところにいます。こんな人間が研究者なんてやっていていいのだろうかと思うこともあります。

 

さて、伊理研では2年上の喜多さんという自然言語処理をやっていらっしゃった方がいて、卒論時代は少しお話しする程度でしたが、私がオランダのナイメヘン大学に滞在していた時に、たまたま同じくナイメヘンにあったマックスプランク研究所にいらっしゃって、滞在中いろいろお世話になりました。そもそもオランダの中でもナイメヘンは田舎で滞在している日本人も数えるほどしかいない町でした。喜多さんに中国料理のレストランに連れて行っていただいたり、日本人で集まって一度ユトレヒトに遊びに行ったことがかすかに記憶にあります。オランダから帰ってから連絡も途切れてしまいましたが、wikipedia によると今はイングランドのウォーリック大学で教授をなさっているようです。