線形計画法は今野先生が東工大から計数に来て講義されていました。
若気の至りで、なんかわかりやすいけど研究としてはあんまり面白くないなあなどと不遜なことを思っていました。
その後卒論で伊理・杉原研に進むと、ちょうどカーマーカー法が特許になるとかいう話で盛り上がっていて、研究としても内点法で盛り上がっていました。この本にも最後の方に内点法について触れられています。
自分自身は線形計画法に関する研究は全くしていませんでしたが、混合分布の情報幾何的次元圧縮の論文だったかで、輸送問題として定式化できる部分があって、そこで整数定理を使ったような記憶があります。（ちょっと記憶があいまい）
今野先生とは講義以外での直接の面識はありませんでしたが、お弟子さんである筑波大の社会工学科の吉瀬章子先生とは、某公的業務で何年かご一緒させていただきました。
今野先生と言えば、その後工学部ヒラノ教授シリーズで、学術界隈に物議を醸しだすこととなりました。Amazon を見ると暴露本ばかりではなく、ちゃんと役に立ちそうな本もいろいろ出されているようです。
そのほか、統数研にいらっしゃった土谷隆先生も、内点法が流行っていたころお名前は存じ上げていたのですが、その後リアルにご挨拶したのはだいぶ後になってからでした。
