非線形と言ったときに，線形でないものの意味か，線形を含むより一般的なという意味かで捉え方がやや変わってくるように思います．本書はどちらかといえば前者で，不動点とかから始まって，分岐やソリトンなどの話題がコンパクトにまとまっています．一方，通常機械学習や統計の研究者が非線形と言った場合は，カーネル法を含め，線形の一般化というニュアンスが強い気がします．
たぶんこの本を買ったときはあまり考えずに買ったと思いますが，実際に自分の研究に役立ったことはあまりありません．
話は全く変わりますが，甘利研では倉田さんが海，伊藤さんがスキーということで，いろいろなツアーがありました．スキーはいろいろなメンバーで何か所か連れて行ってもらいました．甘利研で主催したスキー合宿は私が幹事で（今はもうありませんが）天元台というスキー場に行きました．そのほか八幡平とか八方尾根とか主にバスツアーで行った記憶があります．
伊藤さん関係ではいろいろ失敗談があって，まず修士の最初の日に（自分にその自覚がなかったのがより悪質ですが）遅れていって伊藤さんにどやされました．当時伊藤さんはD1で学生内のボス的な感じでした．スキーに関しては，工学部６号館の地下にスキーのチューンナップの装備がいろいろそろえてあって，ワックスとかの塗り方を教えてもらいました．ただ，その後が悪くて，無断でチューンナップ装置使ってワックスとかの消耗品も使ったのになんの報告もしませんでした．その件はなんか直接怒られたわけではなくて，遠回しに常識ないやつがいるみたいなことを他の人との会話で聞きました．この辺りすべて無知に由来していろいろ人に迷惑をかけていたなあという思い出です．
