toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

甘利俊一「バイオコンピュータ」岩波書店 1986

この本は時期的に計数工学科に進学した後に買った本だと思いますが、たぶんそれまで甘利先生の名前は知らなかったと思います。どのような経緯でこの本を手に取ったかの記憶は今となってはありませんが、結果的にこの本をきっかけに甘利研に進み、その後の長い研究生活のきっかけとなった本だと思います。

 

この本の甘利先生の紹介に AVIRG というキーワードが出てきて、なんか懐かしい気持ちになりました。とはいっても、実は私は AVIRG 研究会には一度も参加したことはありませんが、計数や電総研の身近な方々が幹事などをやられていて、活発な活動ぶりを横目に見ていました。

 

最初期の猪俣さんは電総研情報数理で途中から超能力の研究に闇落ちしてしまった方ですが、それ以外に情報数理の関田さん、甘利研の倉田さんなどが名を連ねており、スポ愛の先輩で計測コースにいらっしゃった柳田さん、それ以外にもRWC関係で接点の多かった電総研の岡さんなどいらっしゃいます。ただ、2000年代に入ってからは AVIRG の名前を聞くことも少なくなり 2008 年頃を最後に活動が終了しています。

 

このように学会も栄枯盛衰があってしかるべきだと思います。ただ、長年続いている大きな学会は潰すに潰せないという状況下でさまざまな工夫をして息を永らえています。神経回路学会とかももはやあまり存在価値はないような気もしますが、こんなことを書くと叱られてしまうでしょうか。