toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

ポントリャーギン「常微分方程式 新版」 共立出版 1968

以前にも書いたと思いますが、計数の数理工学シリーズのうち解析数理工学は甘利研の(たしか)講師であった馬被先生による微分方程式論でした。後の代ではルベーグ積分論とかだったらしいので、そちらを勉強したかったなあと思いますが、まあ結果的には両方勉強することになりました。

 

ポントリャーギンのこの本は有名な教科書(連続群論の方が有名だと思いますが)で、非常にわかりやすく書かれてはいますが、さすがに今の時代には例題とかがいちいち古い感じは否めません。わかりやすい教科書というのは定義が難しいですが、書きぶりとか例の古さは除くと、意外に古い教科書の方がわかりやすい気がします。情報幾何の教科書も結局いちばん最初の springer の本が私にとってはいちばんわかりやすいです。

 

昨日は宮川さん、三島さんの話を書きました。その後、本村さん、藤木さん、西森さんの順にメンバーも増えていきましたが、一方で、田中さんが三島さんのいる埼玉大に移り、関田さんが宮川さんのいる筑波技術大学に移られました。田中さん、関田さんとは年齢も近かったので、それだけたくさんの思い出があります。昔は勤務もうるさくなくて、バーベキューしたり、遅くまで飲んで、場合によっては職場に泊まったりと、楽しく自由な日々でした。今ではコンプラだの勤務管理だのあんな研究生活はとても不可能な時代です。

 

飲み会のほかにもカラオケなんかにもよく行きました。自分の歌の下手さは置いておくとして、ほかの人が歌がうまかったかどうか全く記憶にありません。まあたいていは自分の歌う歌の選曲に集中していてろくに聞いてなかったということでしょうか。RWC関係で國吉さんとかと行ったときはイーグルスとか洋楽歌っていておしゃれだなと思った記憶がかすかにあります。