toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

宮川 雅巳「統計的因果推論: 回帰分析の新しい枠組み」朝倉書店 2004

因果関係を知りたいという要望は共同研究をしていると山のようにありますが、私が因果推論にそれほど詳しいわけでもないこともあり、特に介入がない場合の因果推論は難しいのでやめておいた方がよいとお断りすることが多いです。

 

逆に因果とか言わなければ、回帰とか自由に使えばよいケースが多いですが、流儀に厳しい方だと因果の向きを無視した回帰とかは許せないという方もいます。ベイジアンネットワークの矢印反対にするのとかも結構抵抗が強いです。数理モデルとしてフラットな目で見ればそれは都合の良いものを適当に使えばよいと思いますが、そのあたりはなかなか理解しあえない世界なのかもしれません。