toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

黒川隆夫「ノンバーバルインタフェース」オーム社 1994

コロナで対面でのミーティングをたくさん経験して、リアルなコミュニケーションにはかなわないと思うことも多くありました。最初は単にリモートコミュニケーションに慣れていないだけということもあり、また年齢的にも若い人たちならずっと適応しているのではないかという可能性もあります。

 

電総研の情報数理研究室はどちらかというと画像系の研究が中心で、自然言語とはちょっと距離がありました。そんな中で、非言語的な情報がコミュニケーションにおいては重要という話が出てきて、この本も読んでみました。確かに表情やしぐさなど非言語的な情報は重要なのですが、リモートで会議をしていて感じたのは、会話をはさむタイミングが難しかったり、本筋と関係のない無駄なおしゃべりがしにくいといったことでした。無駄なおしゃべりはまあない方がよい場合もありますが、割と研究上の人間関係に対してはドライな感じができない自分にとってはそれも結構な障害に感じます。

 

逆にわざわざリアルでやる必要もなく、深い人間関係の必要のない事務的な会議はむしろリモートでやった方が効率がよかったという学びがありました。