toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

東京大学教養学部物理学教室(編)「物理実験」学術図書出版社 1978

大学に入って大変だった一つは物理実験と化学実験でした.今日は物理実験の教科書を取り上げます.1978 というのはこの本の奥付にあるもっとも古い情報でそれでも5訂新版1刷の年で,私の手元にあるのは 1985年4月の8訂新版1刷です.全く記憶にはなかったのですが,ということは物理実験は2年生からだったということになりますね.化学実験の教科書は1984年10月発行だったのでそちらを先にやったんでしょうか.全く覚えていません.

 

ともかく実験は,実験レポートを書いて担当教員(助手?)の方にOKをもらえないと帰れないという地獄でした.もともと手先が不器用で,なかなかうまくいかない上に,教員の人にも鬼と仏がいて,運が悪いとやり直しとかレポート書き直しとかを何回もさせられたりしました.一度,実験誤差でガタガタしているグラフをそのまま出したら,これをきれいにする方法を考えろと言われて,ずっと悩んだ揚げ句,移動平均みたいな方法を編み出してやっと解放されたんですが,今考えてもこれは無理難題ではないかと思います.

 

まあそれでも唯一よかったなと思うのは,サークル(スポ愛バドミントン)の後輩の理IIの女の子たちに頼まれて私の物理ノートを貸してあげて感謝されたことくらいでしょうか.理IIだと物理とか苦手な子も多いし,それ以外で女の子たちに感謝されることありませんから.

 

後輩の女の子たちと言えば,合宿の飲み会で急に何人かの女の子が話しかけてきて話が聞きたいというので鼻の下を伸ばしていたんですが,なんか話をしても退屈そうにしている子もいてなんか様子がおかしい.よく見ると,さっきまで話していた私と同い年の男と後輩の女の子がなんか話をしていました.要するに,私をその彼氏から引きはがして,彼氏に思いを寄せる女の子と二人っきりにするために,私のつまらない話を聞きにいくというシナリオを立てたようでした.まあ無事にその二人はつきあうことになってめでたかったんですけどね.