toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

伊達千代「デザインのルール、レイアウトのセオリー。」MdN 2010

小学校の時に絵のコンクールで受賞したり,建築に興味を持っていたり,デザインというものにずっと興味がありました.ただ,研究職になってからは,むしろ見た目ではなく中身こそが大事という考えで,プレゼンの資料とかでもデザイン性についてはほとんど考えてきませんでした.

 

高校3年生のときに一番仲の良かった川添君というのが,イラストとかデザインの天才でした.私もなんとなく真似てみましたが遠く及ばない感じでした.高校の時,彼は1回だけ私の自宅に遊びに来たことがありますが,私の場合,友達が家に来るなんてことは全くないのでなんとなく私の家族も手馴れない感じでした.夏には彼の家に泊りでお邪魔して,一晩中いろいろ語り合いました.

 

それ以外では,特に社会人になってからは友達とどこかに遊びに行ったりということは皆無になりました.それでも,何か企画があれば参加していたこともありますが,なんとなく多数の中の一人に埋没すると逆に孤独感を感じるようになって,今では何か集まる企画があっても参加できなくなってしまいました.高校の同級生の杉浦君が8年前に亡くなったことをいまだに引きずっているところもあります.

 

一方,Facebook なんかで友達同士で遊んでたりするのを見ると妬みと羨ましさで心が乱れるので最近は Facebook も開かなくなりました.まあすべてが受け身の人生を送ってきた自分に責任があるわけなんですが.

 

ただし,出張があると,知り合いと食事をしたり観光名所を回ったりする時間が取れることもあります.そうした中でもやはり若い人たちに混ぜてもらうと,彼らからもちあげられて嬉しいだけなのかもしれませんが,孤独感を感じずにいられます.

 

コロナ前の2019年度はそうしたイベントがちょうどたくさんありました.イタリア出張の時は村田研OBの方と二人でポンペイアマルフィを回りました.村田研の学生さんとは沖縄を車で回って観光したり,ドイツでヴァイスヴルストを食べに行ったり,ワインを飲んでキラキラした彼らの未来の話がたくさん聞けました.古川研の人たちと宮古島合宿したのもこの年でした.もうコロナが騒がれだした最後に,地震研共同研究で草津で合宿して夜まで飲みました.なんかコロナが来ることを予期していたかのように,私の人生の中でももっとも人と交流できた年でした.