toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

磯田浩「第3角法による 図学総論」養賢堂 1967

今はどうなっているかわかりませんが、大学に図学という講義がありました。最初に製図ペンや大型定規やコンパスのセットなんかをそろえて、ケント紙に立体図や投影図を描くというものです。私はステドラーでしたがロットリングを使っている人も結構いました。これは教養のときと、計数に上がってからも両方ありました。どちらかは忘れてしまいましたが、ドラフターを使った本格的なものでした。

 

小学校高学年の頃に、絵を描くのが好きだったのもあり、建築士になりたいと思った時期がありました。黒川紀章さんがメディアとかに出てきて活躍されていた時期でもあります。ちなみに、もっと小さい時はタクシーの運転手になりたがっていたようですが、どうしてなりたかったのか覚えていません。単純に車が好きだったからでしょうか。

 

不器用だったので、製図もほかの人ほどきちんとはできませんでしたが、定規の力を使ってできあがった製図は自分で描いたとは思えないほど美しかった記憶があります。卒論や修論も手書きしたというのを以前に書きましたが、論文に載せる図も製図ペンを駆使して自分なりにはきれいに描いたつもりです。

 

今はコンピュータを使っていくらでも精密な図面を描くことはできますが、アナログ感覚が強いのか、やはり手で描いたものの方ができあがったときの感動が大きいように思います。

 

さて、建築士になりたいというのは高校のあたりでは消えていき、情報系、特にAIに興味がわくようになっていきました。それが今の仕事につながっています。ただし、当初思っていたいわゆる論理型AIではなく、もうちょっとソフトな機械学習がメインになりました。将来なりたいものというのは知識が入るごとにアップデートされるのは自然かなと思います。