昨年の同じ日付に本の整理のためのブログを開始してちょうど1年が経ちました.ほとんど欠かすことなく続けてきましたが,書き始めた当初はこんなにつづくとは思ってもいませんでした.読んでいただいている方も少ないとは思いますが,なんとなく遺言みたいなブログだと思われて心配してくださるかたもいらっしゃいました. まあまだまだ当分本は尽きることはないので,細々と続けていこうと思います.当初想定していた自分自身の振り返りについては記憶がかなりとんでしまっているのと,だいたい重要なことは書き尽くしたかなと思うので,もうかけることは少ないとは思います.
今日取り上げた本はメタゲームという枠組みで紛争のような問題を数理モデル化するという内容の本で,数式が少なくてメタゲームというアルゴリズム的な手法の解説なのでよくわからない点が多いです.
ただ,実際のキューバのミサイル危機とか琵琶湖の水資源開発とか実際の問題をモデル化していたりして,結構面白そうな内容なのに今は絶版で中古でしか手に入らないようでもったいない気もします.まあよほどのことがない限り,どのような本も絶版という段階を迎えるわけで,私の関わってきた本もそういう運命からは逃れられないと思います.