toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

ポール・コリンヴォー「猛獣はなぜ数が少ないか」早川書房 1982

大学生のころまではこの手の一般向けの科学読み物を買って読んでいました。生態学の解説本ですが、こういうキャッチーなタイトルにひかれてつい手に取ってしまっていました。ただ、ある程度の歳になってくると、こういうタイトルをつける本は逆に中身に自信がないからつけているんではないかという疑心暗鬼のような気持になってきて、むしろ地味なタイトルの本を好むようになってきました。

 

これは研究者になって、キャッチーなタイトルをつけた論文とかが中身がないことが結構多かったという経験も関係しているかもしれません。とはいえこういうのは常に例外があるものです。

 

生態学という学問がどういうものなのかちゃんとはわかっていませんが、最近は生き物にセンサを付けてその動線をたどることで生き物の行動を明らかにするというようなプロジェクトで機械学習が役に立っているという話もあります。

 

私自身の生物関係の共同研究は必ずしも多くはありませんが、最近だと農研機構とのSIPでトマトの収量を高めるためのメタボローム解析にスパースモデリングを使った研究とかでしょうか。理研の平井先生を中心にしたプロジェクトで共著論文に入れていただきました。横浜の理研にも訪問しましたが、平井先生は東大スポ愛の後輩と同じ寮に入っていたということが判明して世界は狭いなと思いました。