toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

Jong Chul Ye "Geometry of Deep Learning: A Signal Processing Perspective" Springer 2022

Geometry と deep learning というキーワードで検索して買った本だと思います。それほど期待していた内容が書かれていたわけではないですが、deep learning の教科書として洋書にありがちな暴力的なサイズ感でもなく比較的コンパクトでわかりやすく書かれていて良書だと思いました。著者の Jong Chul Ye という方は知らないのですが(というかほとんどの大量の若手 deep 研究者のことは知らない)KAIST の方のようですね。

 

KAIST と AIST はまあ似たようなタイプの研究機関だと思いますし、正確には覚えていないですが KAIST からの訪問者の方々もいらっしゃったように記憶しています。私は韓国には行くチャンスがなかったのですが、情報幾何的次元圧縮に関する研究をどこかの国際会議で発表したときに座長だった韓国の研究者の人に興味を持ってもらえて、同じホテルだったので朝食の時にいろいろ聞かれた記憶があります。ただ、実際韓国系の方でも欧米で活躍されている方がどうしても目立つ気がします。日本人も欧米に行かれている方ももちろんいますが、結構日本国内にいる人たちが主力になっているのはまだ救いがありますが、昨今の日本の行政や産総研の動向を見ていると将来不安に感じずにはいられません。