カーネルの本は書いていますが、ほとんどの世界の有名カーネル研究者とは面識がありません。英語ができないうえに人見知りなので全く人脈が増えません。カーネル法は主に津田さんに引き込まれて詳しくなっていった感じですが、津田さん、それから杉山さんとかは外国人との交流もすごく積極的でうらやましいです。
NIPS (今の NeurIPS)は昔はバンクーバーで本会議をして、ワークショップはウィスラーに移動するというフォーマットが定番でしたが、それに何回か参加しました。バンクーバーは全く観光する元気はなくて時差ぼけと会議のハイレベルさに圧倒される感じでしたが、ワークショップの方はスキーをしたりちょっとゆるい感じでした。
津田さんと情報幾何を使ったカーネルの補完の話をワークショップで発表したことがあります。そのとき、最初1人でホテルに泊まっていたのですが、ベッドが何個もあるスイートタイプのリゾートホテルで、なんかホテルを取れなかった津田さんが転がり込んで部屋をシェアすることになりました。自分だとそういう行動力はないので、そのあたりは見習うべきだなと思います。同室になったのでワークショップの発表練習とかもしてもらって(というか一人だったらろくに練習せずにボロボロになるところだった)、自分の発表の欠点とかも指摘してもらってありがたかったです。