toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

O. Chappelle, B. Schoelkopf, A. Zien (eds.) "Semi-Supervised Learning" MIT Press 2006

この本は多くのカーネル洋書と同じく分厚くてハードカバーなつくりをしています.半教師あり学習だけでこれだけの本を作るというのもすごい話だなと思います.まだカーネル法全盛の時期ですし,バイオインフォマティクスでもたくさんの研究がされていたということで,この錚々たる editor たちに頼まれたら原稿出すでしょうという感じです.

 

著者も豪華で,日本だと津田さん,それ以外にも名前だけは聞いたことのある人たちがたくさん入っています.Yoshua Bengio とかも書いていますが,1ミリもニューラルネットではないところが時代を感じます.Vapnik も書いているのは貴重ですね.Sajama さんというファーストネームかファミリーネームかわからない1単語だけの名前の方がいて,私が情報幾何的次元削減やっていたころにも関連論文出されていますが,面識もないので名前の詳しい由来とか全く分からずにいます.

 

私なんかは半教師あり学習ベイズ的なモデル化でだいたいわかった気がしてしまって思考停止してしまうのですが,細かく詰めればいくらでも研究することがあって,そのあたりの淡白さが自分の欠点と思うこともあります.