toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

須山敦志「Juliaで作って学ぶベイズ統計学」講談社 2021

いつの時代もRやPythonは遅いという話があって、がちな人たちは C とかで MCMC を書くということでしたが、Julia は速いということで最近は Julia 使いの人も増えていますね。まあ文法もこれらの言語と大差ないようですし、もう少し若ければしっかり Julia を使っていたように思いますが、この歳になるとなかなか手が出ません。

 

それでも一応どんなものかと本を買ってみました。須山さんとは面識ありませんが、たくさん書いておられますし、むちゃくちゃわかりやすいですね。

 

Julia は本質的ではありませんが、ギリシャ文字とか添え字付き文字とかが使えるようになっているところが今風の言語だと思いました。LaTeX とかの文化として、基本的にすべてテキストで編集できるということに慣れているので、いわゆる wysiwyg 的なものにはちょっとだけ抵抗感を感じてしまいます(Julia でも内部的にはテキストだと思いますが)。しかし、そもそも wysiwyg なんていう言葉も死語に近くなってきた程度にはその辺の感覚は改めた方がよいのかもしれません。頭が固くなってきて難しいですが。