toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

島 正子「隕石 宇宙からの贈り物」東京化学同人 1998

スパースモデリングでつきあいが続いているのは主に桑谷さんたちの地質関係ですが、
プロジェクトが走っている当時は惑星班ともつながりがありました。
代表の宮本先生ははやぶさプロジェクトなどにも関わられていて、アウトリーチ活動も数知れず、領域会議や成果報告会でのプレゼンテーションはいつも驚きの内容で圧倒されていました。

 

主に福水さんといっしょにデータ解析の議論をしましたが、東大博物館で打ち合わせをして、ついでに博物館を見学させていただいたり、プロジェクトの途中で東京ドームシティに TenQ という博物館ができて、そこでも打ち合わせをしました。 TenQ は宮本先生によると「会いに行ける研究者」というコンセプトで、博物館の中にガラス張りのラボがあるという斬新なものでした。博物館もおしゃれなもので、デートスポットとして人気があったようですが、最近閉館となってしまったようです。

 

この本はそうした中で、確か福水さんが買ったという話を聞いて私も買ってみた本です。最初の方につくば隕石の話が出てきて、ちょうどオランダから帰ってきて少し経った頃の出来事で、大きな話題になったことはなんとなく記憶にありますが、この本を見返すまで完全に忘れていました。

 

たぶん宮本先生も多方面にお忙しそうな方なので、今後またおつきあいするという可能性は低い気もしますが、未知の世界のすごく楽しい体験ができました。