toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

Sau Sheong Chang 「RとRubyによるデータ解析入門」オライリージャパン 2013

プログラミング言語の本では圧倒的に R 関係の本が多いので,少しずつここでも消化していかないといけないのですが,今日はその中でもちょっと変わり種のこの本をとりあげます.この本は R だけでなく,Ruby も使ってデータ解析をするというのを例題を使いながら解説しています.

 

この本を持ってはいますが,実際に自分で Ruby でプログラムを書いたことはないです.この本では Ruby はデータをシミュレーションで生成したり,ネットからメールを落としてきたりという R に受け渡す前のデータを準備するところに使われています.自分でそういうプログラムを書く必要がこれまでなかったので Ruby を使う必要がなかったということかと思います.

 

Ruby は日本生まれですが,私は日本生まれだからとかそういうことにこだわりはありません.研究も日本と世界の壁というのは本来ないのが理想くらいに思っています.ただ,実際のところ国と国の関係というのは一種の無法地帯なので国の内と外というのはある程度区別せざるをえないという現実があってそこは面倒なところだなと思っています.

 

メールを処理するプログラムということについていえば,高校のメーリングリストの管理をかなり長い間やっていました.高校時代つきあいのなかった人もメーリングリストを通じて新たに親しくなっていくというのは楽しい体験でした.管理をしていると時々はさざ波のような問題も起きたりしましたが,そういったことすら懐かしい思い出です.時代は流れてメーリングリストよりも Facebook なんかの SNS で交流することが主流になり,メーリングリストは自然に衰退していきました.まだやりとりが活発だったころは,過去メールをアーカイブするようなプログラムを自分で書いていましたが,そのほとんどはコマンドベースのメーラーの機能とシェルスクリプトでやっていました.

 

メーリングリストは同級生の中心人物である杉浦君が亡くなったことでほぼ途絶えてしまい,以前書いたように Facebook もほぼ休業状態でみんなの輪に入れないでいます.ただ,twitter とかでたまにいいねをくれる同級生とかがいて,そのたびにひそかに喜んだりしています.