toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

ディラック 「量子力學」 原書第4版 岩波書店 1968

高校時代になんとなく耳にする物理学の分野として相対論と量子論の二つがあると思います。相対論の知名度は言わずもがなですが、量子力学については高校の同級生からなんか不確定性原理っていうのがあってみたいな話を聞いてなんとなく知っていたというようなものでした。

 

このディラックの本はそんな中で本屋で見つけて衝動買いしてしまった本ですが、まあ使われている漢字は旧字体ですし、コレクターとしての意味合いが強くて、これで量子力学を勉強したということは全くありません。

 

量子力学については、今でもそんなにわかっていると自信を持って言えるほどではないですが、初学者にとってシュレーディンガー形式や行列形式とかいろいろな表現型があるのがまずいやらしいですし、数学的な式だけで言えばあっという間に導入できるものの、物理の歴史や実在する原子や素粒子の話と絡んでとても入門が難しい学問だと思います。

 

この本は開いたことすら何回かしかないので、量子力学を学ぶのに適しているかどうかという判断は全くできません。でも、ある学問分野を勉強するのに、1冊の本だけで完結する人ってほとんどいないとも思います。そもそも自分のレベルにあっているかどうか、自分のバックグラウンドにあっているかどうか、その本そのもののよしあし等々試行錯誤しながらたくさんの本から少しずつ学んでいってなんとなく全体を理解するという感じのものが多いと思います。

 

まあそんな中で本棚の飾りとして長く私のそばにいるディラック本がいて、それ以外にも量子力学の本はたくさんあるのでそれも今後少しずつとりあげていこうと思います。