今日は講談社の機械学習プロフェッショナルシリーズの深層学習.
大昔からニューラルネットの知識はある程度あるつもりではあるものの,深層学習についての最近の知識についてはだいぶ付け焼刃な感じを否めないので,非常にお世話になっている本.
特に第1版から第2版ではボリュームがものすごく拡充され,現在手に入る深層学習の解説書ではもっともちゃんと書かれた本だと思います.
ただし,深層学習分野の現状から仕方がないんですが,やや手法やモデルが雑多な感じで根本的な部分が整理されていないという印象はあります(これでも苦労された感じはわかるのですが...).
本のボリューム以上に中身をつめこんだせいで,個々の説明がやや表面的になってしまい,これだけ読んだだけではよくわからないところもあります.
そもそも深層学習の最新動向を本1冊で勉強しようというのは無理なのかもしれません.
あと,これは本書に限らずこのシリーズ全般に関する違和感を感じるのは,ですます調の文章になっていることです.言い方を柔らかくすればわかりやすくなるわけではないと思いますし,この手の本や論文を読む人はだ・である調に慣れていると思うのでそこだけ少し気になります.今となってはもう遅いですけど.
(ちなみにこのブログがですます調なのは棚に上げていますw)