toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

J.メイナード-スミス「進化とゲーム理論 ー闘争の論理ー」産業図書 1985

この本もGA関係の勉強をしていたときに買った本です。ゲーム理論の基本(ナッシュ均衡とか)は計数の学部で少しやったと思いますが、どんな講義の中だったかは完全に忘れました。このずっと後にゲーム論的確率論みたいな話も出てくるわけですが、この頃は全くそういう発想はありませんでした。

 

ここ数年間、つくばサイエンスエッジという世界の中高生の自由研究コンテストの審査委員を務めています。産総研の違う分野のあまり接点のない方からなんとなく頼まれてなんとなく引き受けて今に至っています。世界中といっても、だいたい常連の学校は決まっていて、それでも数百件という規模で応募があります。海外特に台湾とかだと日本に観光がてら出してくるというようなのもあります。これの委員長が江崎玲於奈先生で、いつもリモートでご挨拶されるので直接お会いすることはできていませんが、99歳になられてまだお元気というのがすごいです。高校生の熱量もすさまじくて、つくば国際会議場は熱気に包まれます。まあ審査委員の年寄りのことなんてほとんど目に入っていないとは思いますが、研究者を志す子供が一人でも増えたらと思い、今後も協力するつもりです。まあこんなボランティアを引き受けてくれる代わりの人が当分見つかりそうにもないというのもありますが。