toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

M.P. Wand, M.C. Jones "Kernel smoothing" Chapman & Hall 1994

本の残りが少なくなってきたのもあり、出張したりちょっと忙しいとこのブログの更新もついつい怠りがちです。閏年なのに2月のエントリーが28個しかなくて、1日借金があるのでいつか更新しようと思っているのですがその1個がなかなか追いつけません。

 

SVM がブレイクする前、カーネルといえばカーネル密度推定とかそのバリエーションであるカーネルスムージングでした。私の電総研に入ってから自力で最初にやったのがカーネルスムージングを使った話でした。

 

その後、次元の呪いに弱いとか、ほかのテーマに興味が移ったりといろいろあって離れていましたが、九工大の古川さんが SOM の拡張をいろいいろやられている中でカーネルスムーザーを使われていて結構いい成績を出しているのを知って、うまく使えば結構使えるツールということを認識して、最近特に応用方面ではときどき使っています。

 

カーネル幅の設定の問題はありますが、ほかに最適化する必要もなく、基本的には内挿的にしか働かないのですが、逆に言えば推定が安定しているとも言えます。