toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

D. Dougherty 「sed&awkプログラミング」ASCII 1991

統計計算などは R を使っていましたが、ファイルが絡む処理だとたいていシェルスクリプトでこなしていました。最近もファイル名の一斉置換とかはシェルスクリプトだったり直接シェルコマンド入力でやってしまうのが便利です。

 

電総研でポストマスタをしていたころは /etc/aliases を複数人数で編集できるように vialiases というスクリプトを書いてみんなに使ってもらっていました。排他処理とかは秋山さんにも手伝ってもらった記憶があります。

 

計算パワーは今とは圧倒的に違いますが、計算機の使い勝手は 2000年頃が一番快適だったように思います(以前にも書いたような気がします)。今ではメールもローカルメーラー使うのはほとんど絶望的なほど面倒ですし、リモートで作業するのもセキュリティが厳しすぎて昔のように ssh トンネリングや各種リモートソフトでなんでもできた時代は天国過ぎました。今でも大学とかではある程度できるのでしょうが、セキュリティ部門が圧倒的権力をもち、かつ、経産省のいいなりの産総研ではどんどん不便になってきています。

 

電総研時代は、文句があれば平職員でも所長室に直談判しに行くくらいのことは平気でできたと思います。今では一般の職員は理事や理事長の名前や顔も知らず、研究の不便さを訴えるすべも持たず、きっと訴えても無駄だと諦めの境地に陥っている人が多いように思います。こんな組織でも表向きはブランディングとか称しておしゃれな広告みたいなのを出したり、研究者カードとか発行したり、浮かれているのを見るたび、実情とのギャップにがっくり来ます。まあ私は辞め行く人間なのでいいのですが、若くて研究マインドの高い人たちのモチベーションをどんどん下げているのが心配です。