数理システムから S 言語を商品化した Splus というソフトウェアライセンスを買って、主に SunOS の上で計算をしていました。確かこの手のソフトウェアはたいてい磁気テープメディアで提供されていた気がします。
そのうちにフリーで使える R という言語があるらしいという話を聞いてはいましたが、Splus のライセンスがあるうちは Splus でプログラムを書いていました。
どのタイミングか忘れましたが、たぶん Sun のワークステーションの時代から DOS/V マシンに linux とかをインストールして動かすような時期に R に移っていったように思います。
S と R はほとんど同じ言語ですが、S にも S3 とか S4 のオブジェクト指向の機能が加わったりして、最新情報についていけていませんでした。それで何冊か R の本を買ったと思いますが、今持っている R の本の中ではこれが最も古い本になります。当時ネット検索しても R で検索してもほぼ引っかからないという状況で、唯一 Rjpwiki で部分的な情報を得るという感じでした。 tsukuba.R とかで勉強会みたいなのをやっていたのも、そういう流れの一環だと思います。
今では R で調べてもちゃんといろいろ出てきますし、それ以外の言語についてもほとんど紙の本で調べてプログラミングするという時代は終わったのかなと思います。(Rを使ってなんとかみたいな本はまだ価値があると思いますが)