toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

中島秀之「Prolog」産業図書 1983

この本は電総研に入る前に Prolog を勉強するのに買った本です。論理推論の形が容易にプログラムできる Prolog はほかの言語とはだいぶ違っていて面白かったです。LISP は和田先生の講義がありましたが、Prolog の講義があったかどうかはあまり記憶にはありません。前にも書いたように、プログラム言語は基本的に自習する時代でした(今もそうかもしれませんが)。

 

中島さんは私が電総研に入ったころは認知科学研究室のメンバーでした。これも前に書いたように、電総研の情報系の人たちはソフトボールとか計算機室での飲み会で割と交流がありました。ソフトボールは野田・西野杯という情報系のOBの方の名前を冠した大会もありました。中島さんは松原さんとかとともにいわゆる昔ながらのAIの人という感じで、あまり研究上のつながりはなかったのですが、飲み会の時によくだべったことは記憶しています。

 

その後、中島さんが情報科学部長となり、上司と部下という立場になりました。ただ、その頃からだんだんと世知辛い世の中になってきて、飲み会とかも少しずつ減ってきたように思います。産総研になると中島さんは確かお台場のセンターに移られて、しばらくしてはこだて未来大に行かれてしまったので疎遠になりました。たまに何かのイベントでご一緒した時に少しお話した程度です。

 

松原さんも中島さんと同じようにはこだて未来大に行かれましたが、その前に一時期は國吉さんとかとマルチエージェント関係の勉強会を一緒にやっていたかすかな記憶があります。松原さんは応用基礎としてのデータサイエンスで私の前のセクションを書かれていますが、たぶんなんか全然つながってないので読者の方がどう思われているのか気になるところです。あと、やはりこういう昔ながらのAIの人がニューラルネットとかをどういう気持ちで語っているのだろうという本音を聞いてみたくはあります。