toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

裁判員になりそこなった話

夏休みの宿題もだいたい終わったので久々に日記書きます.


しばらく前のことですが裁判員になりかけました.
ちょっと微妙な話題なのでほとぼりがさめた頃ということで,思い出しながら書いてみます.


2年前の某月某日,郵便受けに「最高裁判所」の文字の入った封書が(A5サイズ).


なんかまずいことやったかなと一瞬不安になるも,封筒に「裁判員制度」とあったのでだいたい察しはつく.


ただ,裁判員制度の詳細は全然知らないので,そのときはいきなり裁判員になったのかと思ったりもしたが,封筒を開けて読んでみると,まずこの段階は単に候補者リストに名前が載っただけ.


まず,封筒は最高裁の名前入りだが,中身の差出人は住んでいるところの地方裁判所
いろいろな説明が書いてあり,さらに事情がある場合は調査票というのを最高裁宛に出さねばならない.
私の場合特に断る理由もないのでそのまま放置.
この段階はそれでおしまい.


それでずっともうこのことは忘れていて,1年ほど経ったころ,今度は地裁からA4サイズの大き目な封書が.
これは,正式にある事件の裁判員の候補者になったというお知らせ.
某月某日,地裁まで来てくださいという内容.
引き受けられるかどうかの質問票と,旅費日当が支払われるので振込先を記入する用紙などが同封されているので,適宜記入して郵送.
この段階では,たぶん仕事とかで迷惑かける人とか,近親者のみに伝えてもよいという感じ.


そして指定された日に地裁に向かう.
職場は「裁判員に関わる用務」の届を出すので休暇は取らなくてよい.
もうその頃にはいろいろネットで調べたりしてやる気満々だったのだが,候補者のうち実際に裁判員に選ばれるのは 1/5 か 1/6 の確率らしい.


弁護人,検察側から理由を明かさず候補者のうち一定数 reject できるという話があったので,実際にはもう少し確率高いかと思っていたが,よほど変な人でない限りそういうこともありそうもない.


あと,裁判官からの質問タイムもあるという話なので,そこでアピールして(何をアピールするかよくわからんが)選ばれるように気合を入れていたものの,実際には都合が悪い人とかを除いて特に質問は全員に対して一般的なものしかなかったので,気合はあまり関係ない.


最終的には30人ぐらいの中から6人くらいくじ引きで選ばれて発表される.


くじ引きをしている待ち時間の間,裁判所の見学ツアーがあり,法廷の中を見学.
各机に液晶ディスプレイが設置されていたりと思っていたより現代的.
裁判長席に座ってみたり,裁判所の人の解説も慣れた感じで結構面白かった.


それでくじが当たっていれば最高だったんだけど,まあ順当にハズレ.
外れた人はもう用はないのでお礼のカードをもらって解散.


もし当たっていればその1週間後ぐらいに4日ぐらいほとんど缶詰で裁判員の役割を果たすことになる.
裁判員になるとなんかかっこいいバッジももらえるようだ)
まあ最終的には残念でしたがいい経験になりました.
(候補者になる確率だけでも 1/1000 ぐらいらしい)


あと,こんな DVD付き冊子ももらえます(名簿に載った段階で送られてきた封筒の中に)


追記:事件の中身についてはもちろん守秘義務はあるが,上記のような裁判員制度そのものの宣伝をブログに書いたりするのは逆に推奨されてたりするみたい.