toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

自由研究

子どもの夏休みの宿題といえば自由研究というくらい定着しているが,なにしろ自由なので何でもいいはずである. 茨城県には科学研究に限ってはいるが自由研究のコンテストみたいなのがあって,なんとか賞とかがもらえたり,博物館などの展示コーナーに展示されたりする. これを毎年見に行くのだが,結論を言えば呆気にとられてしまうというのが正直な感想である. あれは子どもの自由研究ではなく,親の自由研究である. 言い訳としては,子どもだけでいきなり研究しろというのは無理だから,親と子どもが協力して何かを成し遂げるというのが親子関係にとっても子どもの教育的観点からもいいだろうということかもしれない. しかし,ほとんど子どもらしさの欠けた発表が並んでいるのを見るにつけ,なんか空しい気持ちにならないでもない. 研究のおもしろさは型やレイアウト,まとまりの美しさではなく,もっとのびのびと自由なものであって欲しいものだ.