toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

cygwin と linux の立場

大昔は DOS/V マシン(死語?) を事務仕事用 Windows マシン (office やブラウザなんかがメイン) と研究仕事用 UNIX (Linux) マシン (メールサーバなんかも兼ねていた) の二台体制で分業していた. あくまで UNIX がメインであり,Windows の方にも cygwin を必ず入れて UNIX ライクに使っていた.


ところが最近はクラウドの影響で手元に UNIX マシンがほとんど必要なくなってしまった.

  • CVS でファイル同期 → Dropbox などで同期
  • LaTeX → 昔は linux で書いていたが Windows 版も充実してきたし,日本語コードの問題とかあり Windows に移った.
  • 言語 → 昔は unix で C という感じだったが,最近は Windows 版の R や matlab ばかり.


従ってUNIX マシンの役割が相対的に落ちているのだがまだ多少は用途が残っている.

  • Dropbox などに置かないファイルのバックアップなどを置くファイルサーバ. Windows マシンのように酷使しないこともあるが安定感が全く違う.
  • 研究用にコンパクトにして十分な tgif は UNIX 版しかない. ただし最近のディストリビューションの tgif はあまりちゃんと動かなかったりする
  • procmail などを使ったきめ細やかなメール振り分け. ただしメーリングリストとかも最近は手元で管理するより googlegroups とかだし,gmail の振り分け機能でも十分かと.


そこで最近ではとうとうファイルサーバ以外には独立した UNIX マシンを持たずに vmwarewindows マシンに間借りした形でやっている. ただし,最近 Windows マシンが不調だったので windows マシンが突然落ちると vmware も道連れになってしまうため何か対策が必要である.


vmware にはスナップショットという機能があり,ある時点での状態を保存できるのだが,基本は手動でやる必要があって忘れているとしばらくスナップショットを取っていなかったりする. しかしネットで調べると vmrun というコマンドラインからスナップショットを取る機能があり, cygwin の cron で動かせば定期的にスナップショットを自動的に取れると言うことがわかり,現在セットアップ中.
追記: できればついでにほかのマシンに vmwareディレクトリごとコピーしてバックアップを取っておきたいのだが,仮想マシンが稼働中だとそれはできないみたいなのでなんとかしたい.
再追記: とりあえずそれは無理そうなので,仮想マシンの中からrsync なりで必要なものをよそのマシンにバックアップ...というのを今までよりこまめに設定した.
再々追記: 微妙に cygwin cron を動かすのにはまったのでメモ. cygrunsrv に渡すときに -D オプションをつけるとエラー. -n オプションにしないと. 現在のところ以下のサイトの情報が確か.
http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi_a/20080605/p1


というわけでやはり cygwin も捨てられないツールではあるが,CVS もほとんど使わなくなってしまったので(バージョン管理なら最近は git とかでやるだろうし),立場的には微妙である. ただ,find や sed, grep などの unix の基本コマンドが体に染みついているだけに当分はインストールし続けることになるだろう.