toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

山西健司「データマイニングによる異常検知」共立出版 2009

今日は IBIS の話を書きます.

 

IBIS を立ち上げた山西さんには,修士の就活で NEC の見学等もさせていただいてからお世話になっています.当時から代数幾何符号やMDLなどを研究されていました.

この本の異常検知は基本的に山西さんの NEC 時代の異常検知の仕事をまとめられた本で,MDLを核として,実用面と理論面を両立した本になっていると思います.

 

さて,1998 年の IBIS は残念ながら参加できませんでしたが,1999 年からはほぼ毎年参加しています(神嶌さんは皆勤賞らしいです).途中実行委員長かプログラム委員長を山西さんから打診されたときは Michael Jordan のラボに在外研究の申請を出していたところだったのでお断りしてしまったのですが,結局その申請は却下されたので恥ずかしながら IBIS には出られてしまいました.

 

その後 2010 年に福水さんと連名で実行委員長をさせていただきました.そのころから若手研究者の人たちとも交流させてもらいました. これに限らず私は年下の人たちと交流する方が元気をもらえるし楽しいです. 相手をさせられる方としてははた迷惑だったかもしれませんが...

 

IBIS が当初の「絶滅危惧種」から機械学習ブームに乗って大規模化していくと,ちょっと疎外感を感じて,勝手に絶滅危惧種を自認して YETI とかいうのを twitter とかで名乗っていました.性格的につねに自分をアウトサイダーという位置に置きたがるような気がします.

 

YETI 会のメンバーといっていいかわかりませんが,特に当時計数の学生さんだった現在 IBM の梶野さん,早稲田からNTT, 現在京大の竹内孝さん,筑波大にいらっしゃった y_benjo さんなんかの仲間に入れてもらってすごく楽しかったです.竹内さんは,IBIS2010 のときにすごい人脈でたくさんのアルバイト学生さんを集めてくださいました(梶野さんはそのうちの一人でした). y_benjo さんとの話はまた別のところで書こうと思います.

 

また,そのつながりで現在理研の荒井ひろみさんとか現在活躍されているたくさんの若手研究者の方々ともお知り合いになることができました.コロナでなかなかお会いできませんでしたが,一部の方は IBIS2022 で久々にお会いできてうれしかったです.