toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

韓 太舜,小林 欣吾「情報と符号化の数理」培風館 1999

甘利研では夏に勉強合宿と遊び合宿という二つの合宿がありました。

勉強合宿は前に書いたことがありますが、博士課程の学生さんが一つのテーマでがっつりセミナーをしたり、著名な先生を招待してこちらもがっつりセミナーをしてもらうという企画でした。

 

韓先生が専修大学にいたときは箱根のセミナーハウスを使うことができ、私が大学院の時はそこで開催されました。M2のときだと思いますが、甘利先生の運転で、私と小林先生で箱根に向かうという、学生にとっては緊張感が半端ない経験もしました。

確か小林先生に、「なんの研究してるの?」と聞かれて、ニューラルネットと答えて、そのあと「ニューラルネットの何を?」と追い打ちの質問にろくに答えられずに残念な思いをした記憶があります。

 

遊び合宿はM1のときに幹事になって(当時私は勉強できないから遊び全般担当という感じでした)、倉田さんとか当時博士課程にいた伊藤尚史さんとかM2の杉本 晃宏さんとかに聞いて西伊豆の妻良というダイビングもできるところに行きました。

 

それまでそういう幹事とかあまりやった経験がなかったので、なんだかグダグダの幹事でしたが、楽しい旅行になりました。当時のM2には駒木文保さんと大濱靖匡さんもいて、今思うとすごい面子でした。さらに、極め付きとして甘利先生のところにビジターとして来ていた Csiszar 先生も来られました。当時は情報理論もよく知らなかったので、どれだけすごい先生か知らずに対応してしまっていました。

 

ということで本に関するコメントを全然していませんが、情報理論といえば Cover の本が基本ですが、韓先生のこの本はより詳しく情報理論を知るのにとてもお世話になった本です。