toddler’s diary

以前は研究にあまり関係ない雑談・2023年4月から本を通じた自分の振り返りやってます

Kernighan Plauger 「プログラム書法」第2版,共立出版 1976

今日はコンピュータやプログラムの自分史について書きます.

 

高校生になってパソコンとかに興味をもったものの,実際に自分の PC を買ったのは大学に入ってからです. NEC の PC8801mkII という 8bit 機で,当時 16bit 機の PC9801 が出たばかりというタイミングでしたが,まだ全盛期の 88 を買いました.ハードディスクは高くて買えず,5インチフロッピーディスクで全部やっていました.その少し前はカセットテープの時代ですから,それでもだいぶ進化したという印象でした.

 

それ以前は,高校にあった PC とか電気屋さんで触る程度.あとは,友達の持っていたポケコンsharp pc1210 とかを少しいじらせてもらったりしました.

 

プログラミングは PC88 で BASIC でいろいろ書いたのが本格的なプログラミングになりますが,ほぼ自己流でした.たいして複雑なこともできなくて,OSとかゲームとかが同じくプログラミング言語で書かれているという事実が信じられませんでした.

ちなみに,高校時代に関数電卓を買って,20ステップ程度だったかプログラムをしたのが本当の最初かもしれません.一応ループとかも書けた気がしますし,機械語とかにはむしろ近いところから入っていたことになります.

 

BASIC でずっとやっていましたが,そのうちに C 言語とかを勉強するようになっていくうちに行き当たったのが,C言語とも関わりの深い Kernighan らのこの本でした.

BASIC でスパゲッティプログラミングをしていた自分には目から鱗が落ちる思いでした.この後同著者による「ソフトウェア作法」と合わせてプログラミングの際の教科書にしていました.効率よりも読みやすさを重視するという姿勢(計算のオーダーにも寄りますが)は今でも心がけたいポイントです.

 

当時の大学では今のようにプログラミングの授業などはほとんどなく,最初に触れたのは教養から専門に上がるくらいのタイミングで FORTRAN による数値計算でした.

プログラムは最初は紙カードで,本郷の計算機センターで少しだけ TSS 端末に触れたという感じでした.

 

プログラミングについては本も話もいろいろあるのでこれからも取り上げていこうと思います.